学校でGoogleフォームを活用する40の方法

Googleフォームは、教育現場でデータを収集する際に役立つ強力なツールであり、保護者にとっても生徒にとっても使い方が簡単です。教師や学校の管理者は、ドラッグ&ドロップの直感的なインターフェイスを使用してカスタムフォーム、アンケート、クイズ、投票などを作成し、よ教育上の意思決定を改善するために必要な情報を得ることができるでしょう。

ここでは、Googleフォームを教室で活用するための40のアイデアをご紹介します。さらに、教師や生徒、そして保護者にとってのGoogleフォーム活用のメリットについてもご説明していきます。

学校でGoogleフォームを活用する40の方法

1. モチベーションを高める

一日の始まりに簡単な質問をし、Googleフォームで回答させることで、子供たちの学習意欲を高めましょう。質問は、前日に学んだ内容や新しいトピックに関するものでも構いません。

2.入退室シート

管理者や教師は、Googleフォームを使って、生徒(またはその保護者)が予定のために早退しなければならない場合や遅刻した場合に、生徒の教室への入退室を記録させることができます。

3.クイズとアンケート

教育現場とビジネスの両環境でのオンライン学習を扱うMy eLearning Worldの創設者であるスコット・ウィンステッド氏は、「GGoogle フォームを使用する方法の 1 つは、クイズやアンケートを作成することです」と述べています。氏によると、「クイズは評価目的で使用でき、アンケートは学生の学習体験に関するデータを収集するために使用できます」とのことです。

4.ワードクラウド

ワードクラウドは、授業中に出された質問に対する生徒の回答を視覚的に表示する方法です。多くの生徒が特定の単語で回答すればするほど、その単語はワードクラウド内で大きく表示されます。

授業の終了後、教師は生徒に簡単なGoogleフォームに記入してもらうことで、生徒の理解度をチェックすることができます。そして、その回答をMentimeterなどのワードクラウドジェネレーターに貼り付け、カスタムワードクラウドを作成すれば、クラスでの生徒たちの理解度を確認することが可能になります。

5.学習ゲーム

ゲーミフィケーション(ゲームを通した学習)は、特に低学年の生徒や難しいトピックの学習をより魅力的にする楽しい方法です。教師はGoogleフォームでクイズを作成し、それをQuizalizeなどのツールにインポートすることで、生徒の興味を引くインタラクティブな学習ゲームに変身させることができます。

専門家のアドバイス

Jotformを使用すると、出席を取ったり、クイズやテストを作成したり、許可書を収集したり、その他多くのことが可能になります。すべて無料です!

6.許可書

Google フォームを使用して、校外学習の許可書を作成し、保護者に直接メールで送信しましょう。これにより、紙の許可書を家に持ち帰り、忘れずに学校に持ってくるという生徒の手間が省けます。

7.デジタル脱出ゲーム

高学年の生徒やゲームが好きな生徒のために、Googleフォームをバーチャルなフォームベースの脱出ゲームに変えることができます。Googleフォームのデータ検証機能を使って、1つまたは複数の「ロック」を作成します。次の問題やフォームから抜け出すには、生徒は正しい答えを入力しなければなりません。これは、数学や科学のクイズに特に適しています。

8.気分のお知らせ

生徒の気分は、学習効果に大きく影響します。教師は、今の気分を回答するフォームを作成し、毎日または毎週使用して生徒の気分をチェックし、その情報と生徒の成績を比較することができます。

9.緊急連絡先情報フォーム

学校にとって、生徒の家族の緊急連絡先を把握しておくことは重要です。Googleフォームを使えば、こうした情報を簡単に収集し、スプレッドシートに整理することができます。

10.パーソナライズされたEメール

教師がGmail経由でGoogleフォームを生徒と共有する場合、各フォームに生徒ひとりひとりに宛てた個人的なメッセージを送信できます。例えば、前回の小テストの結果に基づいた個別指導や、生徒が苦手としている分野の詳しい指導を行うことができるのです。

11.チャート、グラフ、その他の視覚的表現

Googleフォームは、データを視覚的に表現するための優れたツールであるGoogleスプレッドシートと直接統合することが可能です。これらのアプリケーションを使用すれば、教師はグラフやチャートなどを作成して、生徒がさまざまな概念を学ぶのを支援できるでしょう。

12.スケジュール

「Googleフォームは、スケジュールや申し込み用紙の作成にも使用できます」とウィンステッド氏は言います。「たとえば、教師がGoogle フォームを使用して少人数のグループワークのスケジュールを作成したり、生徒がGoogleフォームを使ってクラブや課外活動に申し込んだりすることが可能なのです。」

13.匿名のアンケートおよび投票

教師はよく小テストにGoogleフォームを使いますが、このツールは匿名でのアンケートや投票にも使えます。匿名化は、管理者が一度に何百人、何千人もの生徒にアンケートを取りたいときに便利です。

14.学外授業・課外活動に関するレッスン

修学旅行後、教師や管理者は、修学旅行についての感想を生徒に求めたり、Googleフォームを使って生徒が学んだことについてクイズを出したりすることができます。こうすることで、生徒が学外授業や課外活動中に見たものを、教室で話してきた概念と結びつけることができるのです。

15.意見調査

生徒がその日どのように感じているか、あるトピックについて何か特別な感情を持っているかどうかをを素早く調査することは、教師と生徒双方にとって非常に役に立ちます。「意見調査は、さまざまなトピックに関する生徒の意見についてデータを集めるために使うことができます」とウィンステッド氏は述べています。

16.生徒紹介フォーム

学年の始めに、教師は生徒に「自己紹介」フォームに、興味、家族、長所と短所などの情報を記入してもらうことができます。これは、教師がより個人的なレベルで生徒を知るための素晴らしい方法です。

17.QRコード

先生や管理者は、QRコードジェネレーターを使って、特定のGoogleフォームにつながるQRコードを作成し、生徒がフォームに素早くアクセスできるようにすることが可能です。これは、保護者会や生徒説明会のようなイベントで特に有効で、QRコードを提供することで、学校内のチームやクラブへの登録を簡単に行うことができるようになります。QRコードを印刷し、スキャンしてもらうだけで、登録フォームにアクセスしてもらえます。

18.授業計画

教師は、Googleフォームを毎日の授業を作成するための計画テンプレートとして使用することができます。フォームに学習目標やアクティビティなどのフィールドを追加し、毎日記入するだけです。

19.経過記録

Googleフォームは、毎日または毎週の記録で進捗状況を追跡するのに最適です。教師は、運動や栄養から数学や科学まで、あらゆる分野で生徒の進捗状況を簡単に確認することができるようになります。

20.保護者からのフィードバック

授業の進め方、遠足、カリキュラムのフィードバックなど、特定のトピックについて、教師が保護者にアンケートを取ることがあるでしょう。Googleフォームなら簡単に保護者向けのアンケートを作成でき、匿名にするかどうかを決めることもできます。

21.教師の知識共有

学校によっては、教える学年や科目によって、教師がチームやグループで仕事をすることもあるでしょう。カリキュラムや生徒の進捗状況、後方支援などについて、教師同士で意見を共有する必要がある場合は、Googleフォームを使って各教師から情報を収集できます。

22.選択肢による分岐をアクティビティに追加

Googleフォームにはスキップロジックが備わっており、より生徒のニーズに合ったアクティビティを作成可能です。この機能により、生徒の過去の質問に対する答えに基づいて質問を分岐させることができるのです。

23.読書記録

生徒にしっかりとした読書習慣を身につけさせるために、読んだ本に関する情報を記録できる読書記録フォームを作成できます。年度末にデータを集計し、その年に読み終えたすべての本を生徒に見せてみましょう。また、一定の冊数を読んだ生徒を表彰しても良いでしょう。

24.注文フォーム

学校によっては、学校名やロゴ入りのTシャツや帽子などのグッズを用意しているところもあるでしょう。Googleフォームを使えば、必要な情報を収集するための注文フォームを簡単に作成できます。

25.視覚的なアクティビティ

生徒がまだ読み書きを学んでいる最中の場合、Google フォームを使用することで、低学年の生徒が参加しやすくなります。フォームに画像を追加したり、生徒の役に立つ視覚的なヒントを提供しましょう。

26.クラブ、会合、外出の予約

クラブ活動、会合、遠足など、参加できる枠が限られているものもあるはずです。Googleフォームを用いれば、生徒が予約したり、時間帯を選択したりできるようにすることが可能です。

27.生徒の創作活動

Googleフォームはとても使いやすく、低学年の生徒でも独自のフォームや投票、クイズを作成してクラスメートと共有することができます。

28.備品追跡が可能な貸し出しシート

学校では、スポーツ関連や技術的な備品の数が限られていることが多いです。教師や管理者は、Googleフォームで貸し出しシートを作成し、生徒が記入して確実に備品を返却させるようにできます。

29.プロジェクト状況

教師は、生徒が大規模なプロジェクトでどのような成果を上げているか、時間内にプロジェクトを完了させることができるかどうかを知る必要があります。このような情報を素早く収集するには、Googleフォームが最適です。状況更新フォームを作成するだけで、数分で生徒から必要な情報を得ることができるようになります。

30.評価基準

教師はGoogleフォームで基準テンプレートを作成し、課題、作文、プロジェクトなどの採点に使うことができます。

31.自己評価

特にグループ・プロジェクトでは、生徒が自分の作業やパフォーマンスを評価する方法を学ぶことが重要です。これを実行させるために、生徒が記入できる自己評価用の質問を含めたGoogleフォームを用いましょう。

32.相互評価

Googleフォームを使えば、グループプロジェクトやその他の共同プロジェクトにおける仲間のパフォーマンスについて、生徒からフィードバックを収集することもできます。これにより、教師はグループ内の挙動や影響を把握し、生徒の個々のスキルや長所をより適切に評価することができるようになります。フィードバックフォームは、匿名にすることも可能です。

33.処分の通知

授業中に騒ぎを起こしたなど、特定の生徒を処分する必要がある場合、教師はその詳細をGoogleフォームに記録し、学校の管理者に提出することができます。これにより、問題がいつ発生したか、関与した生徒、そして出来事の全容が記録されます。

34.保護者ボランティア登録

多くの学校では、保護者が授業や特別な学校行事を手伝うことを認めているでしょう。Googleフォームを使って、保護者の情報や日時の都合を収集することができます。

35.ヘルプ要請

教師はがGoogleフォームで一般的なヘルプリクエストフォームを作成すれば、生徒は特定のレッスン、トピック、または個人的な問題について、教師から追加のサポートを受けることができるようになります。

36.パートナーとグループの割り当て

ランダムにチームを割り当てる代わりに、教師はGoogleフォームを使って、パートナーやグループメンバーの第一希望、第二希望、第三希望の相手を生徒に尋ねてみましょう。結果を集計した後、パートナーやグループを割り当てる際に、この情報を加味することができます。

37.課題の追跡

大量の課題を提出しなければならない高学年の生徒にとって、Googleフォームは提出状況を追跡するのに便利です。生徒が課題を提出する際に名前や日付、課題へのリンクをフォームに記入することで、教師はこれらの情報を一箇所で把握することができるようになります。

38.教師の評価

Googleフォームを使えば、特定の授業やトピック、教え方、カリキュラムなどに関する生徒からのフィードバックを簡単に収集できます。

39.参考文献リスト

生徒が課題のために詳細な調査を行う必要がある場合、Googleフォームで情報源を記録させることができます。これにより、出典のタイトル、著者、出版日、媒体など、必要な情報をすべて記しておけるようになります。生徒が調査を終えたら、すべての提出物のスプレッドシートを作成し、使用した情報源を示すことが可能です。

40.振り返りシート

その日の授業が終わる前に、生徒にその日に学んだことに基づいた質問に対する答えを、Googleフォームに記入してもらいましょう。「振り返りシートは、レッスンの終わりに生徒の理解度を評価するのに使えます」とウィンステッド氏は言っています。

教師が学校でGoogleフォームを使うメリット

Googleフォームが教室でさまざまな用途に使用できることは明らかですが、それは本当に教師にメリットをもたらすのか疑問に思う人もいるでしょう。しかし、もちろんメリットはあります。ここからは、そのメリットをご紹介します。

  • 小テストやテストの採点がより効率的になる:Googleフォームの自己採点機能を使えば、テストや小テストを手作業で採点する必要がなくなります。採点はGoogleフォームがやってくれるので、教師は結果を確認するだけでいいのです。この機能により、年間を通して数百時間を節約することができるでしょう。
  • 意思決定が向上する:Googleフォームを使えば、豊富な生徒の情報を確認・分析できるようになります。傾向や異常を把握することで、指導の指針を得ることができるでしょう。
  • 時間の節約になる:手作業でフォームを作成し、印刷、コピー、配布する代わりに、簡単にデジタルフォームを作成すれば、オンラインで生徒や保護者と共有することが可能です。

生徒が学校でGoogleフォームを使うメリット

Googleフォームは教師にとって大きなメリットがありますが、それだけにはとどまりません。生徒たちにとっても便利なのです。

  • オンライン・ソフトウェアを使う経験を積める:特に低学年の生徒にとって、Googleフォームを使うことはオンライン・アプリケーションに慣れる機会となります。直感的で使いやすいので、4、5歳の子供でも基本的な操作を学ぶことが可能です。
  • 管理する書類が減る:Googleフォームのようなデジタルフォームは、あらゆる年齢の生徒にとってメリットがあります。紙の書類を家に持ち帰って学校に持ってくる必要がなくなるからです。紙の書類を家に持ち帰ると、紛失したり、破れたり、くしゃくしゃになったりすることがよくあります。
  • フォームに簡単にアクセスできる:生徒が他のGoogleフォームを参照する必要がある場合、Googleワークスペースで簡単に見つけることができます。紛失しやすいハードコピーとは異なり、Googleフォームはフォルダに整理され、Googleワークスペースで検索できるからです。

保護者にとってのGoogleフォームのメリット

保護者は教室にいないときでも、Googleフォームのようなツールを使わなければならないことも多いでしょう。保護者は以下のメリットを高く評価するでしょう。

  • 情報の迅速な提供:例えば、遠足の許可など、教師や管理者が保護者に情報提供を求める場合、Googleフォームを使えば、保護者は紙の書類を学校に送り返すことなく、必要な情報を即座に提供することができます。
  • 生徒のファイルに素早くアクセス:フォーム、クイズ、アンケートなど、生徒はGoogleワークスペースを通じてGoogleフォームを保護者と簡単に共有できます。教師も同じことができるため、保護者が子供の教育に積極的に参加できるようになるでしょう。
  • 簡単に追跡可能な記録:Google フォームを用いれば、保護者は先生や事務書類の情報を、紛失したり破損したりすることのないデジタルな証跡として残すことができます。これにより、保護者は子供をサポートするために、必要に応じて教師や管理者の情報を簡単に参照できるのです。

Googleフォームに代わるフォーム:Jotform

Googleフォームは教師や学校管理者をサポートできますが、Googleフォームに代わる優れたツールを使えば、それ以上のことができるかもしれません。

Jotformは、奨学金申請書、多肢選択式アンケート、コース評価フォームなど、教育現場向けに特別に作成された、すぐに使えるフォームテンプレートが多数備わっているデータ収集ツールです。さらに、Jotformでは、授業の出席状況、学生情報、進捗管理など、フォームデータの整理に役立つテーブルテンプレートも無料で提供されています。

Jotformが提供する一連の機能は、Googleフォームよりもあなたの学校に適しているかもしれません。詳細については、教師向けツールキットをご覧ください。

Jotformによる、Google フォームについての詳細ガイドもご参照ください。

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